23令和元年度補正事業計画名業務用送風機製造の生産能力拡大と省エネ化および脱炭素化の実現事業の背景火力発電所需要による受注増 近年、電力需給ひっ迫解消の為、脱炭素化で稼働率が低下していた休止火力発電所の再開やリプレース工事によるバイオマス発電対応化の動きがある。 火力発電所においては燃料運搬時の環境集塵として集塵機が使用されているが、稼働発電所数の増加に比例して集塵機需要も増加しており、連鎖して集塵機メーカーへ納入する当社の製品においても受注が増加している状況である。 経産省より火力発電所維持の方針も発表され、将来的にも火力発電所向けの需要は継続する見込みがある。合わせて、顧客からの省エネ対応の仕様変更要請も増加しており、再設計作業等を考慮すると現状の生産性では増加する受注に対応しきれなくなる事が予想された。 そこで、生産性を向上・拡大させるため、ボトルネックとなっているシャフト・ベアリング製造工程の改善を実施する。事業の成果ボトルネック解消による生産能力強化現有のNC旋盤では機械振動による加工ズレが生じ、手作業による補正作業が必要となる為、製造工程におけるボトルネックとなっていた。そこで、加工精度を向上させるために補助事業でターニングセンタを導入。短時間で±�.���㎜以下の高精度加工が可能となり、補正作業が不要となった事で製造加工のリードタイムを半減させ、高精度加工が実現した事で摩擦損耗などのエネルギー効率も向上し、省エネ効果も高まる結果となった。ボトルネックの解消により最終的な完成品の月産生産能力も約�.�倍程度向上し、受注増に対応可能な生産環境の構築が完了した。集塵機需要の増加に対応するボトルネック解消による生産能力強化計画株式会社 シャープ工業所
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