24平成27年度ものづくり補助金にて独自設計のマルチ成形機を開発し、製造体制を一新。続く平成29年度ものづくり補助金(左記掲載分)ではブレードマシンを導入し、ブレード製造・加工分野へも領域を拡大。フレキシブルチューブ関連では、設計から製作まで、オプションを含めたほぼ全ての仕様・工程において自社対応が可能な体制となっている。当社の製品はガス・水道等の生活インフラ分野から医療・半導体・宇宙開発などの研究・最先端技術的な分野といった様々な現場で幅広く使用されており、フレキシブルチューブを中心とした総合メーカーとして、生活と技術革新の現場を支えている。特に近年は研究・開発・実験環境において「真空状態」を構築する設備・機材を繋ぐ為に「真空用チューブ」が用いられる事が多い。真空用チューブは、設備室内の真空状態構築の気圧制御配管やレーザー・陽子線などの通路としても使用される為、流体用配管以上に精度・品質・強度が要求され、施設規模から長さ数㎞、直径80㎝以上といった重厚長大部品になる事もある。産業用ロボットやレーザー等の計測、測定装置といった目立つ最先端技術機械部品という訳ではないが、その最先端技術を稼働させる為、あるいは研究・実証する環境維持・構築の為に欠かす事が出来ない、“縁の下の力持ち”的存在が当社の製品なのである。当然ながら同分野へ製品を提供している同業他社も多く、競争力の強化は不可欠である。今後更なる差別化・優位性確保の為にもフレキシブルチューブ(ホース)、成形ベローズを含めた「真空用」配管・配管部品の製品開発、品質・精度向上、製造体制の拡大・効率向上に注力し、ニーズに応えるモノづくりを行い、事業領域の主市場として同分野へ向き合っていく。代表者名代表取締役社長 藤田 伸恵所在地奈良県奈良市北之庄西町2-7-8連絡先TEL:0742-63-2733/FAX:0742-63-2739ホームページhttps://iwc-tec.co.jp/E-MAILn.fujita@iwc-tec.co.jp株式会社IWCの概要株式会社IWCの今後の事業方針金属フレキシブルチューブ及び継手製品の開発・製造・販売金属溶接全般にわたる加工業務及び溶接加工開発金属造管及びフレキシブル波付け成形機械の開発・製作・販売水道の蛇口から宇宙開発、チューブ製作から溶鉱炉メンテまで多角的に事業展開当社は溶接加工専門の部門として平成18年に創業し、薄肉・特殊材などの溶接技術をコア技術として事業を展開。平成26年にはフレキシブルチューブの製造・加工事業に進出し、メーカーとして第二創業をスタートした。医療・半導体・宇宙開発等の分野で必須となる高圧対応配管「真空用チューブ」医療・半導体・宇宙開発等の研究・最先端技術分野において、研究に使用される設備・機械は、技術に合わせて開発・改良・刷新で常にアップデートされているが、その設備や機械同士を“繋ぐ”部品として当社の製品が用いられており、今後ますますの発展・拡大が期待できる分野である。株式会社 IWC業種分類金属製品製造業事業内容
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