当時プラスチックボタン製造においては、「切削」→「穴あけ」→「バリ取り」→「磨き」→「検品」と複数の製造工程を得て製造していたため、製造数も限られ単価も高くなり中国等のアジア諸国に価格競争に敗れシェアを奪われている状況下にあった。 単価競争の中シェアを奪われているプラスチックボタンに対し、製造方法や製造工程を見直すことにより、海外製品に対し価格競争力をもつ低価格・高品質ボタンの製造を目指した。 金型作成を自社で完結し、製造工程を一工程成型とした従来とは全く違う成型方法を採用。最新の電動射出成型機を導入することにより、製造数を増加させ、メイドインジャパンの高品質を保ちつつ、製造コストの削減に成功。 また割れにくい素材で破壊強度を高め、従来のボタンより安全な低価格・高品質のボタンを成型することに成功した。 さらに、海外製造ボタンを使用していた大手ブランドが受注を検討するなど一定の成果を得ることが出来た。事業の背景海外製品がもたらす価格競争によるシェアの縮小事業の成果一工程成型による低価格・高品質ボタンの実現格競争07〈事業計画名〉 一工程成型を可能にする機械導入による低価格・高品質ボタン製造計画平成29年度補正一工程成型技術を活用した射出成型機が生み出す低価格・高品質な製品。環境に配慮した製造体制アイティーボタン 株式会社
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