天然資源の枯渇や自然環境の悪化など、環境問題が大きな社会問題としてますます深刻化している中、靴下の原料となるコットンの生産には、農薬や枯葉剤が大量に使用されており、環境への配慮が懸念材料となっていた。 一方、有機農法で栽培されたオーガニックコットンは、農薬等を使用する事がなく環境問題に寄与する素材であったが、その特徴を活かすためには、化学染料が使えない等の制約も多く、そのため、デザインの幅も限られたものになっていた。 また、天然素材を求めるユーザーは要望が高く、そのニーズに答えるためには、天然素材を使用した染色や肌に刺激の少ないフラットな縫製等、乗り越えなければならない課題が山積していた。■オーガニックコットン農薬や化学肥料の使用を控え栽培された環境や身体にもやさしい綿。 オーガニックコットンを用いた製品をより魅力ある製品に仕上げるため、新しい天然染色法による糸を開発し、最適機能を備えた編機を導入することにより、天然素材で刺激の少ない進化したオーガニックコットン靴下の開発が可能となった。オーガニックという自然素材を切り口とした新たな製品の拡充により、ナチュラル素材を扱うセレクトショップや通販等への販路拡大の足掛かりとなった。 また、オーガニックコットンの市場を拡大することにより、持続社会の実現に寄与することができた。事業の背景オーガニックコットンによる環境への配慮事業の成果自然素材を切り口とした、販路の拡大45〈事業計画名〉 進化したオーガニックコットン靴下の開発によるオーガニック製品市場の拡大平成29年度補正環境に配慮したオーガニックコットンの市場拡大による持続可能な社会の実現ヤマヤ 株式会社
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