歯科補てつ物(虫歯などを削った跡にはめる詰め物や被せ物)は、銀歯のような鉄素材より、CAD/CAM冠ハイブリッドレジンに代表される白色に近い審美性の高いプラスチック性を好まれる傾向となっており、国においても、材料が高騰している金属の歯に対して、プラスチック製を薦めている状況であった。 さらに、CAD/CAM冠ハイブリッドレジンの保険適用により市場は拡大しており、取引歯科医院からの引き合いがあったが、当社既存の設備ではパテを塗り重ねるような加工しかできず、強度の高い素材を加工するための設備は高額となるため、資金的なハードルが高く設備投資に踏み込めなかった。■CAD/CAM冠ハイブリッドレジン コンピューターが歯形を設計し、機器がその設計図に合わせて製作する被せ物。材料にハイブリッドレジン(レジンにセラミックを混ぜ合せ、割れやすさを改善した材料)を使用。比較的安価で白い歯を取り戻せることが大きな長所。 システム導入により、強度と審美性に優れたCAD/CAM冠ハイブリッドレジン等を新たに提案できる環境を構築。保険適用可能な歯科技工物のラインナップの拡大とメタルフリーによる患者様の口腔内環境の改善を実現化するものができた。 また、作業工程のシステム化により、粉塵やガスによる健康障害を解消することができ、作業環境の向上にも寄与した。 さらに、最新設備への更新は競争優位性の確保にもつながり、新たな取引先も増加し、業務の拡充へと結びついた。事業の背景銀歯から審美性を追求した白い歯への期待事業の成果システム導入による競争優位性の確保29〈事業計画名〉 CAD/CAMシステム導入による強度と審美性に優れた歯科技工物の提供平成29年度補正強度と審美性に優れた白い歯 CAD/CAM冠ハイブリッドレジンを提案できる環境整備Infinity dental
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