ものづくり補助事業 成果事例集
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 当社は、2015年に「奈良の地ビールを造りたい」という思いで自家醸造を行うクラフトブリュワリーとなる事を目標に創業。委託醸造したビールの販売事業を経て、2020年より現在の奈良市東寺林町にて自家醸造を開始した。 「そらみつ(ピルスナー)」「あをによし(レッドエール)」の2銘柄を主軸に、奈良県産の花・果物・野菜等、地場産品・地元素材を使った「奈良の地ビール」造りを行っており、現在のオリジナルレシピは100種を超える。 現在は醸造量の関係から、奈良県内での展開に収まっているが、今後は販路をより広い範囲に広げられるよう、生産量の拡大を目指す。 近年立ち上げた「SOSEINO(ソセイノ)」は、廃棄されるはずだった素材を再利用し、「蘇生」を目指すアップサイクルの新たなクラフトビールブランドである。 奈良県の地元素材に限らず、全国の出荷制限で廃棄せざるを得ない果物や、青果の搾りかす等を使ったクラフトビールを造り、フードロス問題に悩む農家・自治体・企業への活路となる事業・企画提案となることを積極的に狙っていく。 現在はガバメントクラウドファンディングで実現した奈良市とのコラボ商品「6種類のフルーツ搾りかすを使ったミックスフルーツヴァイツェン」や、奈良県豊澤酒造の酒粕を使用したコラボ商品「酒粕ベルジャン」など、4種類のレシピを製品化しており、今後も製品開発に注力していく。クラフトビールの醸造・販売 「タップルーム」とは、醸造所やビール工場に併設された“タップ(注ぎ口)”があるビール提供施設の事を指し、基本的には同醸造所で作られたビールを提供する場所である。 2018年の開業当初は委託醸造したクラフトビールを販売提供する店舗として営業していたが、現在は併設の醸造所も稼働を開始し、本来の意味での「タップルーム」として、自家醸造した出来たての非常にフレッシュなクラフトビールを味わってもらう事ができるようになった。 常時9種類以上のクラフトビールを取り揃え、リビングにいる時のようにくつろいでもらう事をコンセプトに、レコードとビールに心地よく酔う事ができる空間を提供している。goldenrabbitbeer@gmail.comゴールデンラビットビールの概要地産地消のブリュワリーゴールデンラビットビールの新ブランド“もったいない精神”が生み出すアップサイクルの新ブランド「SOSEINO」ゴールデンラビットビールの店舗ビール専門バー「タップルーム」代表者名代表 市橋 健所在地奈良県奈良市東寺林町30連絡先TEL:0742-77-0944/FAX:0742-77-0944ホームページhttps://www.goldenrabbitbeer.com/E-MAIL12ゴールデンラビットビール業種分類飲食料品卸売業事業内容

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