当初はホテルアメニティの歯ブラシ製造を主軸としていたが、これらの製造が中国へとシフトするにあたり、家庭用歯ブラシの製造へと舵を切った。 しかしながら家庭用歯ブラシの製造のみとなると、アメニティ歯ブラシ同様、不測の事態があった場合に手が打てないことが懸念されていた。 今後、様々な事業に挑戦できる体制を構築するためにも大きな成長が見込まれ、さらに機械が特殊でかつ技術も必要で参入障壁が高いワンタフト(一穴)歯ブラシを新たな柱とすることで、経営力のさらなる向上を目指した。■ワンタフト歯ブラシ通常の歯ブラシでは磨ききれない奥歯の奥や孤立歯を効果的に磨くことができる歯ブラシ ワンタフト歯ブラシ用の機械の導入と、今までに蓄積した歯ブラシ製造技術を生かすことにより、植毛工程から包装工程までの一貫生産体制を構築、ワンタフト歯ブラシの商品化を実現。 さらに、ワンタフト歯ブラシという新規事業領域を展開することで、新たな事業の柱を確立するとともに、その積極性が評価されることとなった。 また、ワンタフト歯ブラシという特殊な歯ブラシの展開により新規エンドユーザーを獲得、評価も得ることとなり、当社のメーカーとしてのロイヤルティの向上にも繋がった。事業の背景家庭用歯ブラシ製造への傾注からの脱却事業の成果新たな事業領域の展開と積極性の評価09〈事業計画名〉 蓄積した歯ブラシ製造技術を生かしたワンタフト歯ブラシの製品化による経営力の強化平成29年度補正ワンタフト歯ブラシの製品化による新たな事業領域の展開株式会社 タナベ
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