創業以来、固形石鹸・液体洗浄料・入浴剤等のトイレタリー商品を基盤事業領域として製造・販売を行ってきたが、現在の市場においては、固形石鹸の需要が減少傾向にある一方で、主力商品である液体洗浄料(ボディソープ)、特に詰め替え用や大容量のパウチ品の需要が高まっている。しかし、当社保有の充填包装機では需要に対し生産力が追いついておらず、加えて性能的な問題で充填できる粘度に制限があり、高粘度製品は手作業が必要になるなど、新製品の開発・生産もままならない状況であった。本事業において高性能パウチ充填包装機を導入したことで、当社の液体製品生産量の7割を占めるパウチ品の生産効率は全体として約2.5倍の向上が実現した。また、1袋毎のリードタイム短縮・生産数増加により内製化率が上がり、外注費や残業代などの経費削減にも効果が表れた。更に、現行機では困難だった高粘度製品の充填が可能となった事で新製品開発にも拍車がかかり、機能性の高い商品の開発に加え、スキンケア分野の新製品開発についても商品化後に憂いのない量産体制の構築が実現した。事業の背景需要に追いつけない生産力の改善が必須課題事業の成果生産効率向上と新製品開発が可能に41〈事業計画名〉 高性能パウチ充填包装機の導入によるパウチ品の効率的な生産体制の構築平成30年度補正新機器導入によって増大した生産力と向上した対応力で新領域の開拓を目指す株式会社 マックス
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