ものづくり補助事業成果事例集
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当事業所は、平成21年に大阪から現在地に移転し、「注染」を専門とする染色工場として創業。主に手ぬぐいの染色・生産を行っている。当事業所は初代となるが、工場自体の歴史で見ると4代目にあたり、100年近い経験とノウハウを有している。当社の強みは、型紙のデザイン・製作から染色・乾燥・裁断まで「外部委託せずに内部完結」できる一貫性にある。外部委託しないことに加えて設備導入により、短納期・低コストでの対応が可能となっている。また、基本的なサイズである小幅(約40cm)に加え、1m幅の注染台を所有している為、風呂敷や神社幕など大型製品にも対応が可能である。以前、ある学校からの依頼で、学生の起こしたデザイン・型紙を染めて製品化し、ECサイトなどを使ってオリジナル製品の販売・流通を「個人」ではなく「法人」として管理体験する、というプロジェクトに染色の外部委託先として参加した事がある。学生が考えるデザインはセオリーから外れたものもあったが、新しい発見や発想も多く、デザインを行う作り手・クリエイターとして非常に良い刺激を受けることが出来た。「伝統継承」という使命感ではないが、表現手段の1つとして注染を知ってもらい、もっと色々なアーティストやデザイナー、学生など若い人達のオリジナル作品製作や製品化・販売サポート等を行うコラボなどの機会を増やしていきたいと考えている。業種分類繊維工業事業内容手ぬぐい・浴衣・風呂敷・神社幕などの染色・製造代表者名代表 澤 隆政所在地奈良県生駒郡斑鳩町神南 3-3-5連絡先TEL:0745-74-6370/FAX:0745-74-6371大阪府堺市で江戸時代初期に確立し、手拭や浴衣などの伝統産業(伝統工芸)で現在も広く使われているが、職人の高齢化と後継者不足で年々事業者が減少しつつある。現状、製品化は予定していないが、身内・関係者用に配布するため、当事業所名と干支をモチーフにしたオリジナルデザインの手ぬぐいを毎年製作している。いずれは自社オリジナル製品製作も検討しているが、顧客製品とのバッティングなどの問題もあり、良い方法・手段を模索中である。ホームページなし※Instagram : @sawadyeworkssawasome@salsa.ocn.ne.jpE-MAIL澤染工場の概要型紙作成から裁断まで一貫生産が可能今後の展望若いアーティストや学生とのコラボでオリジナル作品の製作・販売サポート32注染(ちゅうせん)とは…布に模様をつける日本の染色技法の一つ。主に手拭に使われる。布の染めない部分に型紙で防染糊を付け、乾燥後に染める部分を囲うように土手を作り、その土手の内側に染料を注いで布を染める。布を重ねることで同時に複数枚染めることができ、一度に多色を使って染めることもできる。染料は布の下側に抜ける(空気圧で吸い出す)ため、布の芯まで染まり、裏表なく柄が鮮やかで色褪せしにくいことが特徴とされる。澤染工場

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