コーヒー業界では、深煎りのエスプレッソ系コーヒーの人気の高まりや浅煎りのスペシャルティコーヒーのブームなどにより、ニーズの多様化が顕著になっていた。さらに、当社においては輸入販売していた海外(イタリア)メーカーの品質が安定しない問題も発生していたため、海外メーカーから脱却し、自社焙煎による取り扱い焙煎豆の品揃え強化が必須となっていた。品質面・供給面の強化、品揃えの多様化、輸送費圧縮によるコスト改善などにより、高付加価値と収益性の向上を図るとともに新たな顧客層の獲得を目指した。最新の焙煎機導入に伴い職人も雇用することで、イタリア製と同等以上の焙煎豆の生産体制を実現。また、自社焙煎により多様化する消費者嗜好に対応した「豆のブレンド」や「煎り方」が可能となり、カフェなどのユーザーへの訴求力や付加価値の向上へとつながった。自社焙煎によるブランドが確立されたことにより、今まで取引がなかった大企業とも取引できる環境が構築され、さらに「やまのべ焙煎所」という奈良県天理市の新しい特産品の開発に着手することが可能となった。事業の背景コーヒーへのこだわりの深化によるニーズの多様化事業の成果自家焙煎による新規顧客層開拓と顧客満足度向上13〈事業計画名〉 輸入珈琲豆の自家焙煎化による顧客ニーズ対応プロセスの変革平成29年度補正エスプレッソマシンの販売から自家焙煎まで社内一貫体制の構築による自社ブランドの確立株式会社 大一電化社
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