ものづくり補助事業成果事例集
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株式会社 三輪そうめん松田業種分類事業内容食料品製造業三輪そうめんの製造・販売所在地奈良県桜井市大字三輪660連絡先TEL : 0744-43-6757 / FAX : 0744-42-2821ホームページhttps://www.soumen-matsuda.co.jp/E-MAILshop@soumen-matsuda.co.jp代表者名代表取締役 松田 幸和 三輪そうめんは、約1200年前に疫病による飢饉を生き抜くため、保存食として「手延べそうめん」が作られたことが始まりとされる。 2020年に入り、新型コロナウイルスによる被害が世界的に拡大し、外出自粛・経済活動が鈍化する中、保存性の良いそうめんの需要は過去に類を見ないほど非常に高まった。それは奇しくも疫病に苦しめられ、絶体絶命を生き抜くためにそうめんが生み出された発端の状況と酷似しており、「食」を通じて多くの命を救ってきた「伝統」の重さを感じるものであった。 今なお受け継がれる伝統的な手延べそうめんの原材料は、小麦粉・水・塩・植物油だけという非常にシンプルなものであり、食するまでの98%は職人の手で作られる。製麺は厚生労働省認定の国家資格をもつ製麺技能士が行い、職人の手による様々な工程を経て完成に至る。 家庭で数十秒茹でるだけで、見た目にも美しく、いつでも同じように美味しく味わってもらうために、先人の知恵を現代に繋ぐために、今日も熟練の職人が全力を注いでいる。-三輪そうめんのルーツ-現代にも繋がる先人の知恵の賜物 当社は天保の時代より170有余年、三輪そうめんの製造に携わり、伝統を受け継ぎながら製品の提供を行ってきた。 そうめんの中で「古物(ひねもの)」と呼ばれる1年以上熟成させたものは特に美味しさが増すとされているが、当社は製造過程で植物油の代わりに米油を使う事で、熟成時における酸化を防ぎ、保存時の油臭さを低減させている。 当社銘柄の最高等級超極細麺「三輪の寿」を中心に、さらなる品質向上を目指していきたいと考えている。-三輪そうめん松田の特徴-米油を使った油臭さのない古物直売所国道169号線沿い、「三輪参道入口」交差点より南に約400m(徒歩5分)三輪の寿(紙巻)超極細麺 茹で時間40秒三輪の寿極細麺 茹で時間50秒白髭細麺 茹で時間50秒三輪の糸並麺 茹で時間90秒20

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