ものづくり補助事業成果事例集
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異形高圧配管継手を一貫生産-事業の背景-多様な高圧フランジ製造の革新-事業の成果-高精度かつ短納期対応による信頼の獲得製造技術のトップを目指す このプロジェクトの取組みにより、複数回のチャッキングが必要だった加工工程は、3次元加工が可能になることで1工程での対応ができ、加工精度を飛躍的に上げることができた。 また、今まで外注に依頼していた工程が自社で対応可能となったことで大幅な時間短縮につながった。 さらに全工程を自社で一貫生産できるようになったことで、急な仕様変更などにも応じることができるようになり、取引先からのさらなる信頼を得られるようになった。 高圧継手は油を主な流体とする継手であり、低圧継手とは比較にならない高精度の加工が要求される。従来は継手の形状は四角が大半だったが、近年になり、素材がスチール材からステンレス材へと移行していく中で、正方形、長方形、丸形、小判形、ネック形等、機械の用途に応じて形状が多様化している。 しかし、当社の既存機械はステンレス材には対応していたものの、外周加工には対応していなかったため、外注に頼らざるを得なかった結果、納品までに数週間を要していた。そこで納期の短縮のため、内製化すべく、機械の購入に踏み切った。事業計画名適所に合った形状の高圧配管継手の製造の革新平成26年度補正有限会社 美吉野鉄工11

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