景況情報

県内の景況情報(製造業)

【2013年12月】 増加・上昇・好転 不変 減少・悪化・低下
    売上高 在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年同月比 くもり くもり くもり くもり くもり くもり くもり くもり くもり
繊維・同製品 前年同月比 あめ くもり あめ くもり あめ くもり くもり くもり あめ
木材・木製品 前年同月比 くもり くもり はれ くもり くもり くもり くもり くもり はれ
出版・印刷 前年同月比 はれ くもり くもり くもり くもり くもり はれ くもり くもり
化学ゴム 前年同月比 くもり あめ くもり くもり あめ くもり あめ くもり あめ
窯業・土石製品 前年同月比 あめ くもり くもり くもり くもり くもり くもり くもり くもり
鉄鋼・金属 前年同月比                  
一般機器 前年同月比 はれ くもり くもり くもり くもり くもり はれ くもり はれ
その他 前年同月比 あめ あめ くもり くもり あめ くもり あめ あめ あめ

 

食料品素麺1月から小麦粉が値上げになるが、7月の値上げに続いて製品への転嫁は見送られようで、一層厳しさが増して行く。
 醤油昨年末に「日本食文化」がユネスコの世界無形文化遺産に登録され、醤油業界にも明るい光が差し込んでいるが、国内の需要拡大に繋げるには業界の更なる取組が必要な状況と考えられる。
 菓子12月3日大神神社にて恒例の献菓祭を斎行した。県下の菓子店(組合員)26社が各々の銘菓を供え業界と個店の繁栄を祈願した。景気回復の恩恵は未だ定かではないが、年末商戦に向けて動きだした。
木材・木製品木材連合会国の政策(木材利用ポイント)及び消費税増税による駆け込み等により、業界は材の価格も上昇傾向にあり好転してきている。
 製材消費税駆け込みや木材利用ポイントの影響で、建築は忙しい状況。材料が間に合わなく職人不足で仕事が遅れている。原木不足で製品も間に合わず、単価も高騰している。
印刷印刷売上高に対する収益率は、変わらない状況。
化学ゴムプラスチック先月に続いて、副資材出荷好調。1月には、ストレッチで値上げ(円安のため)予定。原材料・電力に次いで、副資材の値上げでコスト増の要因。せっかくの上昇機運に水がさされる感じが強い。
窯業・土石製品生コン前年度の12月は、年度中の最高出荷量となったが、本年度は対前年同月比86.4%の水準にとどまり、徐々に弱含みの傾向が強まりつつある。全体的に落ち込むなか、十津川地区の減少が顕著となっており、前年度下期に比べて各月の減少幅が大きい状況にある。これからも災害復旧工事は進むが、落ち着いた量になってきており、年度末にかけて、各工事への出荷が終了すると、県下全域で右下がりの傾向が明確になるのではないかと懸念される。
一般機器機械業況は総体的には好転しているものの取引先の業種により、回復していない企業もある。しかし、原材料の鋼材が逼迫し高騰するなどして、収益状況は厳しい。
その他の製造業毛皮革12月は、毛皮革ファッションフェアが開催され売上増加となった。なめしについては、オークションで原皮の購入がほとんど無かったので、仕事は低迷したままの状況。

 

県内の景況情報(非製造業)

【2013年12月】 増加・上昇・好転 不変 減少・悪化・低下
    売上高 在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年同月比 くもり はれ くもり あめ くもり あめ   くもり あめ
小売業 前年同月比 くもり くもり くもり くもり あめ くもり   くもり くもり
商店街 前年同月比 くもり くもり くもり くもり くもり くもり   くもり くもり
サービス業 前年同月比 くもり   くもり あめ あめ くもり   くもり あめ
建設業 前年同月比 はれ   くもり くもり くもり くもり   くもり くもり
運輸業 前年同月比 はれ   くもり くもり くもり くもり   くもり あめ

 

卸売業青果12月度は、野菜・果実とも8月〜12月まで気温差が激しかったことから、作柄不良により例年の卸売価格より平均20%程度高かったので売上額は昨年同月比110%程度となっているが、あまりにも高いが故、利益率の低下が著しく利益額に至って昨年同月比の90%程度の状況であった。なお、野菜類において年末のおせち食材(くわい・レンコン・金時人参等々)を家庭で調理するという風習が激減しており、その影響もあり年々売上高が減少して来ている。
 水産物シケが続き商品が揃いにくい状態となっていたが、年末にかけて正月商品が店頭を賑やかし、活気を呈してきた。
 資源回収鉄スクラップは、12月の入荷は毎年は多いが、今年は少なく価格は値下がっている。古紙も同じで入荷は少ない。価格は変化無し。非鉄金属は、入荷は少なく、価格もあまり変化無し。
小売業石油12月期は天候も冷え込み、灯油の需要増や洗車作業の実績が上がった。タイヤ交換などは想定したほどの実績は上がらず、一方、ガソリンは12月に入った頃から量販姿勢を強めるSSが140円台の価格で拡販し、周辺SSとの価格競争も見られたが、地場SSは160円程度の価格で採算販売に徹する光景も見られ、価格面での両極化も際立つ市場となった。
 小売市場売上・客数は前年並み、販売価格はややアップ。売上点数はややダウンと言う結果に終わった。野菜の値段が先月に引き続き、天候不順により昨年に比べ高く、売上点数は減っているが売上額は大幅にアップした。
 家電去年に比べ業界的不景気が続いている。それに伴って、売上も減ってきており、収益に響いてきているのが現状である。
 スポーツ用品前月度と変わり無いが、26年度消費税8%に関連し、見積もり・入札等、年度末迄購入の動きが有る。
 プロパンプロパンガスの仕入価格は、12月CPで1100ドルの値が付き円安にもなり、前年同月比30円も値上がりしている。小売価格に転嫁しなければ、収益が悪化し経営に悪影響を与える可能性が高い。
商店街奈良市今年も恒例の歳末大売り出しのガラポン抽選を12日間行い大変賑わった。
 橿原市12月に入り、アベノミクスの効果が、若干でて来たのか、商店街等の取り巻く景況として前年対比の売上・収益状況の何れも増加・好転の兆しが出てきた。その兆しが新年と共に実数として期待したい。
 県下全域歳末を控えた12月、ようやく消費者の動きは目に見えるような形になってきている。しかし、4月の消費税引き上げを前にした駆け込み需要という見方も強く、景気そのものが浮揚したと捉えている事業者は多くない。近年、紅葉の見頃が12月に移行してきていることもあって、12月に入っても観光の来街者の数は引き続いて衰えることなく続いている。また、12月に入ってからオープンした店舗(飲食店など)もいくつかあって、その意味では先の見通しは明るく感じられていると言える。
サービス業写真政権交代後、一年経過したが、デフレからの脱却とされたアベノミクス効果は業界では実感無しの様子。
 情報サービス2014年4月にWindowsXpのサポートが終了するのに伴い、個人向け・法人向けのパソコンなどの需要が増加した。さらに、消費税が上がるのも需要を引き上げた。今後、春までにリース等の借り換え需要も予想される。
 広告業塗装を主にしている業者は、来年の消費税増税を見越した駆け込み受注で人出不足と足場の不足などの別の苦労を強いられている。しかし、総じて充分な受注を得られていない。
建設業建築消費税引き上げ前の駆け込み需要が継続している。リフォーム工事については、3月31日までの工期引き渡しが多く、完成出来るかどうか不安な業者も多いようだ。工期を伸ばせば増税分は業者負担となり利益が伸びない可能性もある。また、職人不足と各職下請け業者の確保も非常に厳しい状況になっており、今後も業者確保から生じる価格競争と資材を含めた人件費の上昇も懸念され、いずれにしても厳しい環境の中でやって行かなければならない。
 鉄構受注量は増加しているが、人手不足が堪える。資材調達も遅れ気味。
 板金好天続きで稼働日数が多く12月も先月と同様、好調が続いている。人出不足感も漂い始めているが、例年1月から年度末にかけて受注量が大幅に減るのでだ先行きが不透明である。
運輸業軽貨物運送チャーターは、受注件数で前年比160%強の伸張。月初めより好調な受注状況が続き、車の手配に苦労する状況で推移。第4週は、車の確保が出来ず、やむなく断るケースも発生した。秋以降、好調な製造業。特に、自動車関連の動きが更に活発であった。引っ越しの売上は、前年を2割程度下回った模様。以前は、来春に大学を卒業する学生の引っ越しがあったが、ここ数年は減少傾向となっている。
 貨物運送年末荷量は若干増加したが、軽油価格高止まりのままとなっており、先行き不透明である。