【2011年5月】 | 増加・上昇・好転 不変 減少・悪化・低下 |
売上高 | 在庫 数量 |
販売 価格 |
取引 条件 |
収益 状況 |
資金 繰り |
設備 操業度 |
雇用 人員 |
業界の 景況 |
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食料品 | 前年同月比 | |||||||||
繊維・同製品 | 前年同月比 | |||||||||
木材・木製品 | 前年同月比 | |||||||||
出版・印刷 | 前年同月比 | |||||||||
化学ゴム | 前年同月比 | |||||||||
窯業・土石製品 | 前年同月比 | |||||||||
鉄鋼・金属 | 前年同月比 | |||||||||
一般機器 | 前年同月比 | |||||||||
その他 | 前年同月比 |
食料品 | 素麺 | 東日本大震災の影響により、包装資材が不足気味で入荷も来月以降になるが、大きな問題にはなっていない。 |
菓子 | 例年よりも休みの取りやすいGWであったが、震災の影響などもあり普段と変わらぬ程度の賑わいにしかならなかった。 | |
木材・木製品 | 集成材 | 東日本大震災の影響で、造作部門の売上が減少した。 |
印刷 | 印刷 | 震災による生産現場の被災により、インキ・用紙の価格が上昇。大量受注の場合、コート紙が不足気味。奈良県内観光業界への震災影響は大きいようであるが、逆に新企画が活発に動いており、ネットワーク関係の受注が順調。 |
化学ゴム | プラスチック | 原材料高・売上減で、収益は悪化傾向にある。 |
窯業・土石製品 | 生コン | これまでで最低の出荷数量を記録する事態に至った。前年同月比でみても、46.3%となり、半減にとどまらなかった。本当に需要がないのか、県内外のアウト社に奪われているのか。秋口には需要が見込めるとの声もあるが、県産品適合マーク工場産品等の限定使用に道を拓いていくことで、回復を模索。 |
一般機器 | 機械 | 大震災の影響に伴い、資材・部品など入手が困難で生産量が減少しつつある。震災地復旧復興までは、当分厳しい状況が続くと考えられる。 |
その他の製造業 | 毛皮革 | ミンク・狐などの原皮については、中国・ロシアの影響でオークションでの価格が前年対比50%〜100%アップとなっているようで、国内商社の購入枚数が減少している傾向にある。 |
【2011年5月】 | 増加・上昇・好転 不変 減少・悪化・低下 |
売上高 | 在庫 数量 |
販売 価格 |
取引 条件 |
収益 状況 |
資金 繰り |
設備 操業度 |
雇用 人員 |
業界の 景況 |
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卸売業 | 前年同月比 | |||||||||
小売業 | 前年同月比 | |||||||||
商店街 | 前年同月比 | |||||||||
サービス業 | 前年同月比 | |||||||||
建設業 | 前年同月比 | |||||||||
運輸業 | 前年同月比 |
卸売業 | 青果 | この5月度は、原発の風評被害もおさまり、商品の入荷も順調になってきたので、野菜・果実も消費の低迷で商品価格が、ゴールデンウィーク明けから日に日に下がってきた。その結果、売上は昨年対比の野菜は87%、果実は83%程度となり、例年になく不振な5月度であった。これも震災による経済不振のあおりを受けているかのようにも考えられる。 |
水産物 | 毎年5月開催していた恒例の「春の市場まつり」を、東日本大震災の犠牲者に哀悼の意を表すため中止としたことも影響を受け、対前年同月比取扱高で5.35ポイントの減、金額ベースでは5.56ポイントの減と落ち込んでいる状況である。 | |
資源回収 | 鉄スクラップ入荷量は少ない。4月は、電気料金値上げ傾向のため前倒しの生産で少しずつ価格は上昇。5月の連休明けからは価格は下がって来ている。古紙は入荷量と価格は変動無し。非鉄金属は銅・真ちゅう類など価格は変動している。 | |
小売業 | 石油 | 県内SSによると、5月の販売数量がガソリンは前年並みかやや減少で、灯油・重油は微減にとどまる。軽油は店頭、配達とも不振で大幅に減少。一方、ゴールデンウィーク商戦を含めて前年実績を維持したガソリンは、後半からセルフSSを中心に店頭価格は下落したが、販売の増加に繋がらなかった。 |
小売市場 | 売上客数・買上点数すべて昨年を下回っている。昨年実施したイベントを今年は実施していないことが最大の要因だが、雨による天候の影響もあり、売上を取りづらい状況が続いている。全体の景況感が良くならないと消費は上向いて来ない。早い景気の回復を願う。 | |
家電 | 5月は、特需があり売上が先月に引き続き増加。今後は、夏商戦の扇風機及び売れ筋商品のエアコンの入荷が見込めないため、売上が厳しくなると予測される。 | |
配置薬 | 全体的には低下気味。東北で得意先(在庫)共々流された業者は現地に入り、得意先を確認すると共に医薬品の提供に努めている。収益どころの状態では未だに無い。他の県への得意先拡張以外、今打つ手立てが無いのが実情。 | |
スポーツ用品 | スポーツ小売業界は、5月は新入生の部活動に対する物品販売等で中頃迄は忙しくしている。あまり、東北の震災の影響は物品の仕入等には無い。5月末頃には東北の被災地の要望でスポーツ用品のみを発送する仕事(無償)が増えている。メーカー当たりはかなり苦労されているようだ。 | |
プロパン | ガスの仕入価格は前年同月に比べ上昇している。しかし、販売量は去年の5月の気温が低かったこともあり、10%も減少している。収益は悪化している。 | |
商店街 | 奈良市 | 今年の5月は、まずまずの天気だったようだが、震災・原発の影響でやはり外国人の観光客はあまり見かけない。しかし、5/20.21と「まちなかバル」が開催され賑わった。商店街では、中国人留学生の作った水餃子をチャリティーで販売し好評だった。また、5/30.31と空店舗がプレオープンして賑わった。 |
橿原市 | 4月29日中和地区にとって待望の橿原市営観光センターがオープンした。連休をスタートとした観光客の動きも活発の兆しがある。しかし、東日本大震災がやっと前年対比「不変」まで、売上・収益・景況が戻った。多角的要素で人の動きは変化。期待と共に今後を見守りたい。 | |
県下全域 | GWも5月に入って、人の動きはやや活発になってきたように見えるが、普段の生活に関連した消費の動きは、相変わらず湿ったままの状況が続いている。何かのイベントや新規オープン(奈良市内でスーパー2店)があれば人は動いているのだが、それが恒常化することがないし、その機会にしっかりお金を使おうという動きもない。心理的なブレーキは引き続いてかかったままの状態ではないか。 | |
サービス業 | 写真 | 震災による控えめ気分が業界にも何かにつけて悪影響が感じられ、良い結果に結びついていない様子。 |
情報サービス | 震災での流通は少し落ち着きを取り戻した。昨年末以降、タブレット端末やスマートフォンの価格競争にパソコン市場も巻き込まれ、価格がどんどん下落していったが、下げ止まったあと上昇せず、厳しい販売価格のままになっている。パソコン産業がもうこれ以上、サービスなどの付加価値でも利益を生むことは難しい状況に来ている。 | |
広告業 | 毎年新年度の始まりは落ち込むが本年は特別である。大震災の影響とも考えられる。 | |
建設業 | 建築 | 引き続き、厳しい状況には変わりはない。国は住宅エコポイント制度でのポイント発行に係る工事対象期間の短縮を決定。当面は、県内版の「住宅エコポイントならプラス」制度と並行したリフォーム工事等の駆け込み受注が増加することを期待する。 |
鉄構 | 前月と変わらず低調。耐震補強工事は少しあるが、一般建築は殆どない状態。 | |
板金 | 東日本大震災で被災した各県では住宅等の復興需要が出始めたが、建設資材が不足している。その中の建築板金材料も同様で、工事を受注しても思ったように手に入らない状態が続いている。世間では、自然エネルギーの太陽光発電が更なる注目を集めている。しかしながら、太陽光発電システムを導入しようとする消費者への国の助成金制度があるが、電気工事業者・屋根工事業者などと施工を分け合う我々建築板金工事業者では、この分野の受注増には結びついていない。また、太陽光発電システムのメーカーと特約店契約を結ぶには多額の保証金を積まねばならぬ状況は変わっておらず、その体力がない組合員事業所が圧倒的である。 | |
運輸業 | 軽貨物運送 | チャーターの月初はGWということもあり、低調な動き。第2週以後は、受注件数が大幅にアップ。売上面でも前年を大幅に上回った模様。ただ、住宅関連は震災以後低調な動きである。引越は前年比2割程度ダウン。ベッド・エレクトーン等、1〜2点のみの配送の問い合わせはあるものの受注には至らなかった。 |