- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2019年8月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 6月から7月初旬の天候不順により単品商品の販売が不振。進物の習慣も少なくなりギフト商品の販売も減少している。全体的に微減の売上の販売者が多い。
繊維・ 同製品 繊維連合会 最低賃金が10月から837円、そこに消費増税の影響が考えられるが、加工賃のアップは考えられない。
印刷 印刷 10月から消費税が上がるので、9月迄に繰上げ受注がある。
化学ゴム プラスチック 引き合いは活発。ただ、稼働状況は低下気味。消費税の影響がどうなるか注視している。
窯業・土石製品 生コン 出荷量は前年同月比16%減。
一般機器 機械 米中貿易摩擦の影響により先行きが不安であったが、業況は急速に冷え込んできた企業が多く見られる。加えて、原材料・人件費の高騰により、経営は一段と厳しくなってきた。
その他の製造業

東京の大手小売店が倒産。奈良の靴メーカーへの影響は今のところ無いが、小売店が減少することによって販売先が縮小する。
毛皮革 毛皮加工については、縫製(ミシンが踏める)ができる職人が高齢化し、技術の承継が課題となっている。また、アパレルメーカーの下請け中心の仕事からの脱却し、自社製品の製造販売に取り組むことを検討。なめしについては、原皮輸入が全くされていないので、仕事が確保できず、非常に厳しく死活問題となっている。

 

県内の景況情報(非製造業)

【2019年7月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 8月度は、野菜・果実ともに入荷量は順調であったが、野菜価格が例年より安く、売上額は野菜・果実とも昨年同月比95%程度であった。しかし、高温等により商品に傷みが多分に生じ、粗利益額は昨年同月比90%程度にとどまった。
水産物 海水温の上昇と台風の影響により水揚げ量が減少した。仕入価格、販売価格ともに上昇したため販売不振を招き、収益減と厳しい状況になった。
資源回収 鉄スクラップの入荷は少なく、価格も一段と下がっている。古紙の入荷が少ないため、8月には古紙の値が下がっている。
小売業 石油 8月期の奈良市周辺のフルサービスSSのガソリン店頭価格は、1ℓ145円前後が大勢を占め、セルフSS乱立商圏でも大きく変わらず135~145円を提示している。本来は135円でも厳しい状況で、今後は価格を上げなければ収益がとれない。
家電 7月は天候不順の影響でエアコンの売れ行きは良くなかったが、8月は例年以上の暑さとなりエアコンが出始めた。
配置薬 法人経営者も高齢により、他法人へ事業承継しており、全国規模で法人販社の経営統合が増えている。県内は個人業者が大半で、廃業による承継はあるものの、得意先の戸数は全体的に減少傾向であり、販売額も伸び悩んでいる。
スポーツ用品 大会やイベントの多い月で、売店では沢山買う人も多いが、少ない人は自分の記念に買うだけなので、全体的に売上は減少している。

プロパン

地域の都市ガス事業者だけが、自由化されておらず、不透明な状態。LPガスの仕入価格は落ちついている。
商店街 奈良市 8/24、8/25と「チャリティーフェスタもちいどの」を開催。今年は、奈良の鹿愛護会とタイアップして「読売テレビ24時間」と「鹿愛護会」との2種類の募金箱を設置。また、奈良女子大の学生がパネルで現在の鹿の現状を展示。
橿原市 炎夏で商店街も人はまばら、アーケード等を利用した百貨店等の趣向をこらした売場は賑わった様子。夜間の飲食関係店舗も若者でにぎわう。あまりの暑さに影響を受けた商況。
県下全域 8月の街の景気は、奈良燈花会の終わったころからひっそりとし始め、猛暑か雨かという天候と、消費増税が近いという先行き不透明な状況である。インボイス導入などにより、下請けなどの非課税事業者にも影響が考えられる。
サービス業 写真 学校行事も夏休みで閑散期。
旅館・ホテル お盆時期の日並びが良く、8月10日から9連休の会社もあり、予約状況は好調であった。ただ、大型台風10号が12日ごろから列島直撃の報道が頻繁にされ、15日には春日大社万灯籠、大文字送り火も中止になり、団体・グループ客のキャンセルが発生し、売上に影響があった。後半、全国中学校体育大会のサッカー、相撲等の競技が奈良で行われ、売上に貢献した。
広告 消費増税をひかえているが、駆け込みの受注もみられず低調であった。
建設業 鉄構 仕事量は多いものの、ボルト不足が関係しており、近々の物件調整が難しくなっている。大型案件が多く、小規模物件が少ない為、小規模物件の受注が主体の鉄工所は問題である。高力ボルト入手難により、受注活動に影響が出ている。また、見積もりが少ない。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は中長距離配送の依頼が多かった会社が県外に移転し、大幅に減少。受注件数は前年比107%も単価が減少し、売上予測は前年比87%程度の予測。
引越し便は単身者の引越しが減少し、家具・家電数点のみの移動が中心。受注件数は前年と変わらないものの単価が下落し、売上は前年比85%の予測。
貨物運送 仕事量は横ばいか減少傾向にあり、燃料の高止まり、従業員の労働条件の改善など日常対応で翻弄し、現状維持が精一杯である。

 

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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