- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2024年7月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 物価高騰やお中元の習慣がなくなってきている影響で、ギフト商品の売上はかなり落ち込んでいる。酷暑が続いているので、単品商品の売上がさらに伸びることを期待したい。
繊維・ 同製品 繊維連合会 猛暑により百貨店・専門店ともに盛夏物が活発に動いており、先月に引き続き好調を維持している。業界の状況としても好調を維持しているメーカーが多く見受けられ、引き続き回復傾向が見られる。
木材・木製品 木材 7月は毎年のことですが、荷動きが悪く、厳しい状況です。
化学ゴム プラスチック 業界では受注状況や売上利益は改善しているものの、依然として円安による材料費やエネルギーコスト、為替レートの高騰が利益率の減少を引き起こしている。さらなる製品単価のアップを要求することに苦慮しており、従業員への昇給や待遇の改善ができていない状況の中で作業人材も不足している。
窯業・土石製品 生コン 7月の出荷量は前年比16%減。
一般機器 機械 全体的には原材料費を始め、輸送費、電気・エネルギーなどの高止まりに加え、人件費の高騰、さらには人手不足などにより、依然厳しい経営を強いられている。
その他の製造業 毛皮革 毛皮加工の定番商品は注文が入っているが、数量は減少傾向にあり、納期については短期間となっている。加工単価については、燃料や副資材などの価格高騰の影響もあるので、引き上げ交渉している。鹿皮については、全国各地から鞣しの依頼が多く来ているが、小ロットが多く加工コストが厳しいため、単価の見直しが必要となっている。

県内の景況情報(非製造業)

【2024年7月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比
その他非製造業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 前年に比べ気温の上昇が激しいため、作物の成長が鈍化し、葉物野菜などを中心に入荷が激減し、品質も低下しているが、相場は高騰している。8月以降も今までに例のないような気候が予想されており、秋の作物出荷への影響が懸念される。
水産物 仕入材料の高騰および2024年問題、人手不足等の影響はもとより、温暖化により漁獲高が減少し魚種も限られていることから、仕入状況が悪化し、経営面で厳しい状況となっている。水産販売取引は対前年対比で鮮魚92.2%、冷凍89.1%で塩干を含めると全取引金額で91.2%となるが、コロナ前の令和元年同月と比較すると87.6%となる。

小売業
石油 全国ガソリン販売量は、前年比で5月98.8%、6月98%で、7月は元売りの仕切り値が下がったが、6月に大幅に上がっており、利益率は若干改善されている。燃料油価格激変緩和補助金は年内に限り継続が決定した。
家電 エアコン設置で忙しい店舗もあれば、暇という店舗もある。エアコン設置で忙しい店舗はリフォームなどの電気工事を兼ねている。
配置薬 売上げ低迷に悩み、販売員の気力低下も感じ取れる中で、離職者が増加し、販売会社は得意先への廻商業務維持に苦慮している。
スポーツ用品 円安で海外生産のメリットがなくなり、材料の高騰もそれに拍車をかけ、さらには2024年問題や働き方改革による人手不足、戦争の影響からくる燃料費の上昇の結果、運賃も上がり続けている。
プロパン 7月は北半球の行楽シーズンによる燃料需要やロシアの製油所をウクライナが攻撃したことにより、原油高が進んでいるが、中東情勢の緊張緩和などにより、LPガスの価格は前月比で横ばいの状態。
商店街 奈良市 7月に入り、インバウンドの数が減少するとともに、暑さのせいもあるのか人通りが明らかに少なくなっている。店舗によっては、昨年同月よりも売上が減少している。
橿原市 猛暑日が続き外出を控えているのか、人の流れが少ない。夏休みに入ったので、駅や駅周辺のホテルに宿泊する旅行者が商店街を利用する機会が多くなることを期待する。
県下全域 奈良市内を中心に、観光客、特にインバウンドの勢いは続いている。しかし、「コロナ感染の再燃」と猛暑による「外出控え」と相まって、客足が落ちてきている。
サービス業 旅館・ホテル 売り上げは昨年並みであるが、従業員の昇給および光熱費(電気・ガス・水道代)の上昇により、営業利益は低下した。
広告業 人材確保と連日の暑さで仕事の効率が落ち、材料費の高騰もあり利益の確保が困難になっている。
建設業 鉄構 鉄工、鉄骨業界全般の仕事量が少なく、受注単価が下がり始めている。工程期間の短い工事案件が目立っており、直近の仕事量は確保することができても、先の見通しが立たない。
室内装飾 来月より業者からの仕入れ価格の値上げが決定。高齢化による職人不足が深刻化している。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、受注件数・売上とも前年比110%強の予測。引越し便は、単身者の引越しも低調な状況であり、受注件数・売上とも前年比100%強の予測。
貨物運送 物価の高騰が続いており、消費者の節約ムードが定着したことから、生活関連の物流の動きは鈍く、荷量は減少している。
その他非製造業 質屋 為替の急激な円高を受けて金価格は大幅に下落している。また、高級時計とブランドバッグも相場が下がりつつある。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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