- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2024年5月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 中元商戦が近づいているが、物価高の影響やギフト市場の縮小などで消費意欲の低下が予想されるので、先行きの見通しは相変わらず不透明な状況が続いている。
パン 業界は30年前から、学校給食事業者30社程で利益の薄い事業を担ってきましたが、年々経営は厳しい状況になり、現在は9社迄減少している。
繊維・ 同製品 繊維連合会 外出機会の増加や気温の上昇により夏物需要が活発で、百貨店はラグジュアリーブランドの衣料品等で前月を上回る伸び率を示し、円安を背景にインバウンド需要が過去最高となる。専門店は夏物が好調だったが、客数の増減で明暗が分かれた模様。業況としては先月に引き続き回復傾向が見られる。
化学ゴム プラスチック 受注状況や売上利益は改善してきているものの、円安による材料費や為替レートの高騰が利益率の減少を引き起こしている。また、受注改善の動きが低調であり、依然、収益的に厳しい状況が続いている。
窯業・土石製品 生コン 5月の出荷量は前年比3.6%減。
一般機器 機械 全体的には原材料費の高止まり、輸送費、電気・エネルギー等の高止まりに加え、人件費の高騰、更には人手不足などにより、依然厳しい経営を強いられている。
その他の製造業 毛皮革 来シーズンに向けたサンプル商品の製作依頼が入り始めたが、年々遅くなっている。電気代や副資材の価格が高騰しているため、利益を圧迫している。最近はセーム革に関心を持っていただけることが多くなり、問い合わせも増えている。

県内の景況情報(非製造業)

【2024年5月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比
その他非製造業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 市場全体の売上は、野菜、果実とも前年を上回っているが、販売量が大幅に下回っており、単価が上がり過ぎている点を懸念している。商品別では、キャベツや葉物類が大幅に値上がりし、入荷が激減した。
水産物 取扱高は前年度同月と比べ大きく変動していないが、物価高騰や2024年問題等の影響により、仕入れ状況が悪化し、経営面で厳しい状況が続いている。水産販売取引は対前年対比で鮮魚96.3%、冷凍94.6%で塩干を含めると全取引金額で95.4%となる。

小売業
石油 物流の2024年問題が顕著化してきている。運転手不足の影響で、ローリー車の手配が難しくなり、ボイラーなどに使用する重油の配送納期が延びている。今後、更に悪化しないか警戒している。
家電 昼間の気温は高くなってきているが、朝と晩はまだ涼しく過ごしやすいので、エアコンが売れ出すのは6月に入ってからになる。また、同じ機種でも昨年に比べて仕入れ価格が上がっているため、販売価格を上げざるを得ない状況である。
配置薬 全体的に売り上げは低迷している。雇用人員の確保が難しく、全戸数を廻商しきれず、同業他社へ委託したくても、同じく雇用難で苦慮が続いている。
スポーツ用品 学校現場での水泳授業や部活動における練習着の購入は、ネット販売業者と地域の販売業者との価格競争が起きている。
プロパン 極東がプロパンの非需要期に入ったことや、アメリカの在庫と供給が増加したため、日本のプロパンガスの価格は高止まりであったが安定してきた。
商店街 奈良市 GW期間中は新型コロナ前以上の人出となり、インバウンドも従来ならば落ち着くが、今年は変わらず好調であった。但し、国内物価高の影響で業態によって収益の差(インバウンド向け…増/国内向け…減)が生まれている。
橿原市 各店舗は、燃料費・光熱費や材料費を考慮すると収益面で厳しい状態となっており、電気料金の値上げにはかなり影響を受ける。また、商店街の通路照明の電気代負担についても厳しい状況となる。
県下全域 景況としては悪くはないが、今ひとつ、人々の賑わいが売り上げにつながっていないのが実情である。オーバーツーリズムの声をよく聞くが、奈良県内においては、外国人観光客の増加は確かだが、一般の住民に影響を及ぼしているのは、ごく一部の箇所での「渋滞」などに限られる。
サービス業 車整備 業績は、ほぼ前年と同様に推移している。
旅館・ホテル 宿泊人数は同じであるが、宿泊料金を上げたため、宿泊売り上げは増加した。5月のインバウンド宿泊客は全体宿泊の26.5%となった。
広告業 仕事の受注量が減少している上、材料費の高騰が止まらず苦戦している。
建設業 鉄構 工事の見積件数は少なく、この状況は秋頃まで続くと予想される。また、受注単価も下降の傾向にあり、厳しい状況が続く思われる。
室内装飾 前年度に比べて4月のスタートは良かったので、今年度は少し期待したが、再び低迷状態である。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、先月に続き非常に好調な動きで、前年比180%強、長距離配送も前年比150%強と伸張し、売上予測も前年比150%強の予測。引越し便は、単身者の引越しが減少し、受注件数・単価とも前年比80%の予測で、売上予測も前年比80%の予測。
貨物運送 働き方改革が施行され業務形態が軌道に乗るように努めている。人材の流出を防ぐために給与アップにも取り組んだが、経費の負担は大きく、また、業績も低調で今後の為替、燃料、物価動向に注視している。
その他非製造業 質屋 金価格は引き続き過去最高値を更新しているが、取引件数は以前ほど伸びない。ブランドバッグは旺盛な海外需要と円安によるインバウンド需要によって好調である。高級時計とダイヤモンドの相場は低調。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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