- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2022年10月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 素麵の仕入価格の改定を行ったが、組合員は、原料・光熱費の高騰により利益を確保できる状況にない。また、人手不足が深刻で製造数量の減少に歯止めがかからない状況が続いている。
繊維・ 同製品 繊維連合会 入国制限緩和に伴うインバウンド消費が活発だったことや気温低下による秋冬物が本格稼働したこともあり、回復基調が継続している。業界としても発注が増加しているメーカーも出てきており、少しずつではあるが回復傾向が見られる。
木材・木製品 木材 木材の旬は秋口から冬場にかけてとなるため、原木出材量も増加傾向で活況を呈している。
印刷 印刷 10月、11月は繁忙期になるが人員が増えない。退職したらそのままで、新たに雇わないところが多い。欲しい人員は営業職で、即戦力になる人材が見つからない。
化学ゴム プラスチック 高騰している材料費は高止まりし、海上コンテナ輸送費も減少してきた。しかし、相次ぐ資材等の値上がりだけでなくエネルギーコストの高騰と人件費の上昇によって、今後の収益状況の改善が未だに望めない状況である。
窯業・土石製品 生コン 10月の出荷量は前年比93.1%
一般機器 機械 依然として、原材料の高騰や世界的な半導体不足に加え、業界にとって多額の経費である燃料費、電気代の高騰により、厳しい経営を強いられている。一方、機械等の部品は、引き合い・受注ともやや良好であるが、価格の値上げはなかなか受け入れられてないのが現状である。
その他の製造業 大手百貨店からのお誘いで、組合のブランド靴「KOTOKA」を1週間のイベントに出品することになる。
毛皮革 毛皮加工については、年々減少傾向にあるので、積極的に商品開発を行い、直接消費者に販売できる体制を整えていかなければいけない状況にある。毛皮なめしは仕事がない状態が続いており、事業継続も厳しいような状態である。鹿皮については、東京で開催されたファッションワールドに組合として出展したところ、興味を持って頂けた印象なので、今後の展開に期待したい。

県内の景況情報(非製造業)

【2022年10月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比
その他非製造業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 仕入価格が不安定になってきたことから、販売価格を少し値上げしたことにより利益率は改善できた。気温の低下により、通例どおりに野菜の需要が増加したことで、収益の改善が図れた。
水産物 ウクライナ情勢の悪化、円安の影響を受けて燃料費や仕入価格など多種品目の物価高騰、新型コロナウイルスの感染などにより経済は不安定であるが、観光客の増加傾向にあるなかで宿泊所、飲食店等の利用も少しづつ増えている。
資源回収 鉄スクラップは10月に入ってから少し上昇したが、それ以降は変動がなく、入荷は少ない。古紙、雑誌も入荷は少なく、価格の変動はなし。
小売業 石油 燃料油価格激変緩和対策事業は来年9月末まで延長される。補助金は我々石油販売業者収益に対する直接的な補填ではないが、末端価格が抑制されている状況下であるため、高い石油製品であるが販売数量からみると極端な買い控えが抑えられている。
家電 昨年同様、暖かい日が続き暖房器具の売れ行きは良くなかった。商品の仕入価格も上がり販売価格が上がっている。

配置薬

配置薬の消費は減少が続き、出荷量の少ない製造品目の見直しが実施されている。販売する商品への懸念が拭えない。
スポーツ用品 取引先である学校現場等でのイベントについては、学年ごとに分散するなどの工夫で開催される機会が増えている。しかし、まだまだ通常の開催とまではいかず、消耗品の購入も最低限にとどまっている。季節が移り変わり、防寒着の受注も始まったが、円安やロシアのウクライナ侵攻での物価上昇の影響か、買い控えの様子が見受けられる。
プロパン 半導体不足の影響を受け、ガス給湯器の納期は大幅に遅れていたが回復傾向にある。しかし、過去の受注減が多すぎて、まだ回復は完全ではない。
商店街 奈良市 秋の行楽シーズンに入り人出は増加、特に平日の修学旅行生の散策はコロナ前に近い状況まで回復。入国規制緩和により訪日外国人も増加している。しかし一方では、消費意欲は物価高のあおりか、人出程戻ってきていないとの声が聞かれる。
橿原市 県民割や旅行支援で他府県からの観光客を中心に人流は増えているが、直接各店舗の売り上げにつながっていない。医療関係では、医薬品の出荷調整等で必要な医薬品が納品されないあるいは時間がかかるなどの状態がこの2年程度続いているので、取引条件は改善されていない状態が続いている。
県下全域 10月に入って、奈良市内では人の動きが戻ってきたように見える。ただ、県内全般にわたってみると、景況は低迷したままのようだ。観光の動きの恩恵を受けるところと、そうでないところとでは、格差が生まれてきている。
サービス業 写真 学校関係から依頼される秋の行事等の写真撮影は、コロナ前の状態に戻りつつある。
旅館・ホテル 全国旅行支援や海外からの旅行者に対する水際対策緩和により、個人旅行を中心に回復傾向であり、コロナ前の状態に近づきつつある。その一方で、宿泊業や飲食、物販において人材不足が深刻であることが感じられる。
広告業 見積の依頼は多少の増加がみられるが、原材料の値上りとどう折り合いをつけていくかが課題になっている。
建設業 鉄構 年内~年明けまでの仕事量は多く、多忙な状況である。今後、鋼材の加工や納期が延びる心配がでてきている。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は受注件数・売上とも前年比80%程度の予測。製造業・建設業関連は比較的動いているが、長距離配送は前年比70%と減少している。引越し便は単身者の引越しが大幅に減少し、非常に厳しい状況である。
貨物運送 依然として燃料高が続いており、経営を圧迫している。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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