- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2022年9月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 新年度の素麺製造が始まったが、厳しい残暑や天候不順の影響による生産の遅れや組合員の高齢化・人手不足などで生産数量は大幅に減少する見込みで、先行きは非常に厳しい状況となっている。
パン 給食メニューの大幅変更の為、加工賃が減少しそれに伴い売り上げが減少した。
繊維・ 同製品 繊維連合会 大手百貨店の9月売上高は、全社が前年同月比2ケタ増となっており、外出機会の増加で通勤着など秋冬物の買い替え需要等が活発だった模様。ただ、業界全体としては厳しい状況のメーカーが多く、予断を許さない状態が続いている。
木材・木製品 木材 物価高の影響がでできている。
化学ゴム プラスチック 高騰している材料費は高止まりしてきたが、相次ぐ資材等の値上がりだけでなくエネルギーコストの高騰と人件費の上昇によって、今後の収益状況の改善に大きな影響を及ぼし始めている。
窯業・土石製品 生コン 9月の出荷量は前年比109.3%
一般機器 機械 依然として、原材料不足並びに高止まりに加えて、世界的な半導体不足により、業況は総じて先行き不透明感が漂っている。リード役である自動車関連もメーカーの生産調整の影響により悪化している。また、電子部品も材料調達困難により低調に推移している。一方、機械部品は、引き合い・受注ともやや良好である。
その他の製造業 奈良の地場産業として商業施設との共催で「靴EXPO 2022」を4日間開催した。SDGs的思考を取り入れ、天然皮革を使ったコースター作りをするワークショップも同時開催した。SNSや商業施設の事前告知のお陰でイベントは盛況でした。
毛皮革 毛皮加工は、今後に向けて、新商品開発し販路を開拓していく必要があるが、エコファー(人工毛皮)の品質も良くなってきているようで、リアルファー(天然毛皮)を扱う業者が厳しい状況下に置かれている。

県内の景況情報(非製造業)

【2022年9月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比
その他非製造業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 9月は台風被害が西日本各地で発生し、夏野菜を中心に甚大な被害を受けたことから、市場においては相場が高騰し品薄状態となった。求人応募は前月までと比べ非常に多くなってきている。
水産物 コロナ第7波の感染者は減少傾向にあることから、宿泊所、飲食店等の取引も少しずつ回復の兆しが見えてきているが、まだ厳しい状況にある。前年対比で鮮魚95.1%、冷凍137.2%で塩干を含めると、全体取引金額で104.1%となるが、コロナ前の令和元年同月と比較すると94.0%である。
資源回収 鉄スクラップの価格は上昇してきたが、輸出の状況によって変化がある。古紙については入荷が少なく価格は横ばいである。
小売業 石油 9月前半は、セルフSSの価格帯が値上げに動いた。地場フルサービスSSでは170円前後が主流で余り変わっていないのが現状である。
家電 昨年に比べて暑い日が続いたので、エアコンが売れ続くことを期待したが、そこまで良くなかった。しかし、故障しても買い替えないで修理するお客様が目立った。

配置薬

配置薬は先用後利(先に商品を使い、後で使った分だけ代金を受け取る)で、外出が減っている分消費も少なく、メーカーの製造品目見直しが今後心配される。核家族化が進んで、実家は高齢化しており、一軒単価の下落傾向は続いている。新規顧客開拓で在宅率は高いが、定着率は低下し、組合員全体での得意先保有戸数は減少していると思われ危惧している。
スポーツ用品 取引先の学校では、文化祭・体育祭の季節を迎えるが、終了後にはコロナ感染者が多くなり、その後の行事が中止されたりしている。また、小学校の運動会は規模を縮小して開催する学校がまだまだ多くみられる。イベントの減少が売上の減少につながっている。
プロパン LPガスは需要減やロシア産を他国が安く購入しているため、世界的に価格は下落しているが、日本は円安の影響で小売価格は高い状況。
商店街 奈良市 「新型コロナ」への意識が社会全体として下がっており「新型コロナ」を起因とする人出減の影響はかなり少なくなってきていると感じる。9月は3連休が2回連続と絶好の商売機であったが、両方とも台風の影響などで不発に終わった。
橿原市 先月と比べると人の動きは増えてきているが、それが直接売り上げに反映されるまでにはどの店舗もいかない状況です。
県下全域 9月後半に入って、コロナ禍の第7波もようやく波を越えたという見方が広まり、街の中の人の動きも活発化したかに見えてきた。観光バスの動きも盛んになってきたが、修学旅行がメインで、一般の観光客が以前のように戻ってきたとまでは言えない。仕入れや光熱費の値上がりにより、一部では販売価格を上げざるを得ないというところも出てきている。
サービス業 写真 コロナ第7波の余波は予想外に進展せず、感染者数は減少傾向にあり、学校行事や人の往来も自粛から徐々に解放され、平常時に戻りつつある。
旅館・ホテル 「いまなら。キャンペーン2022プラス」が対象を全国に拡げている効果により、売上高は前月対比約200%、但し2019年同月対比85%となっている。宴会に関しては、2019年同月対比25%程度であるが、修学旅行はほぼ戻っている。依然としてサービススタッフの人員が不足している。
広告業 材料費等の値上りと中小零細企業を取り巻く環境は、増々厳しさが増してきている。
建設業 鉄構 年内~来年初め頃までは物件数も多く忙しいものの、各社の規模(グレード)に合う量の物件が少ない。材料の価格が上昇する反面、加工費がなかなか上がらない状況も続いている。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は受注件数・売上とも前年比110%程度の予測。しかし、令和元年度と比較すると50%弱の状況で、まだまだ厳しい状況が続いている。引越し便の受注件数は前年並みであるが、単価、売上は120%強の状況となっている。
貨物運送 燃料高騰の支援策としての助成金はあるが、このまま燃料高が続けば一時的な支援で終わり、本年が超えられない事業者も出てくる。深刻な状況が続いている。
その他非製造業 質屋 金価格の下落により取引額が減少。収益も悪化し苦しい状況が続く。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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