- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2022年5月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 6月から本格的にお中元商戦に入るが、食品の値上げラッシュが起こっている中で、消費者の購買意欲が低下する可能性もあり、先行きは不透明である。
パン コロナの影響も少なくなり、通常通りに戻ってきている。
繊維・ 同製品 繊維連合会 外出需要で夏物衣料を中心に売れ行きが好調で、前年実績と比べ3倍増となっているところもある。業界内でも受注が増えてきているとの話が聞かれるようになってきてはいるが、依然として原材料やエネルギーなどのコスト増が続いており、引き続き予断を許さない状況となっている。
木材・木製品 木材 ウッドショック並びにロシアのウクライナ侵攻により、内地材は好調に推移している。
印刷 印刷 何年も前から業態変革を啓蒙してきたのが、コロナで一気に加速している。業態変革がうまくいっている企業と、まだ試行錯誤状態のところで、明暗が分かれてきている。継承者がいないところはM&Aを考えている。
化学ゴム プラスチック 売上高が増加に転じているが、原材料・資材や輸送コストの高騰が続いているため、販売価格への転嫁を進めている。収益状況は少しずつ改善に向かっている景況にあるが、世界経済の低迷と原油価格の高騰により、樹脂原材料価格等のさらなる高騰が続くものと予想されるため、依然として厳しい状況が続く。
窯業・土石製品 生コン 5月の出荷量は前年比9.2%増
一般機器 機械 受注・引き合いとも全般的に低迷した状況が続いている。リード役の自動車業界も減産の影響が大きく厳しい状況にある。そんな中で、大型重機、災害関連機器の部品加工が堅調に推移している。
その他の製造業 毛皮革 毛皮鞣しは、仕事の確保ができていない。鹿皮については、原皮の確保も懸案事項であるが、売り上げ確保のためには新製品開発や販路開拓などを行うことによる販売力の強化が、大きな課題となっている。

県内の景況情報(非製造業)

【2022年5月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 5月度は、土物類(たまねぎ、じゃがいも等)が例年より30%近く高かったために、平均単価が10%程度高くなり、野菜類の売上額は、昨年対比の110%。果実類は昨年対比の100%という結果になった。しかし、野菜類は高い分だけ利益率が低くなり、総粗利益額は昨年対比の90%程度にとどまった。
水産物 ロシアのウクライナ侵攻及びコロナウイルスの影響を受け、水産物をはじめあらゆる物価が高騰し、経済に大きな影響が出てきており先行きが懸念される。観光客は5月の連休を初めに増してきて、修学旅行生の姿も見え、宿泊所・飲食店などは徐々に回復してきているが、コロナ感染以前と比較するとまだまだ厳しい状況にある。
資源回収 鉄スクラップの入荷は少なく、価格は低下している。古紙の入荷も少なく、価格は横ばいとなっている。
小売業 石油 5月は政府の燃料油価格変動緩和対策事業の補助があり、仕入れコストは大きく下落し、多くの業者は値下げに踏み切った。価格競争ではなく、サービスの質などで競争できる環境にしなければならないが、まずは収益重視の市況を再構築する必要がある。
家電 気温の上昇でエアコンが売れ出してきたが、各メーカーの値上がりの影響で、部材などの仕入価格も上昇するなど景況が良くなっているとは言えない。

配置薬

売上は、諸物価上昇などの背景から使い控えを考える得意先もあるが、常用服用品には特に影響はない。しかし、営業経費の増大が収益を圧迫している。
スポーツ用品 水泳授業は数年ストップしていたが、再開する学校が増えてきたが、一度に複数の学年の受注が重なり、水着メーカーによっては品切れが発生している。しかし、コロナ規制の緩和も進み始めるが、先行きが読めない為、生産の見込みが立てづらい状況。
プロパン LPガスは、中国での需要低下や中東・米国産の供給が潤沢であったため、価格は低下傾向にあるが、中期的には、円安等の影響もあり高値が続くと予想される。
商店街 奈良市 「5/3~5/5」はGWらしい人出だったが、前半(4/29~5/1)と後半(5/7~8)は予想より少なかった。連休終了後は一旦落着きをみせたが、平日の修学旅行や校外学習の学生の姿が多数みられるなど一定の人出となってきている。
橿原市 名店街周辺への人の流れや旅行バスの発着等による人流は、少しずつ戻っている状態にある。すぐに販売や飲食店への利用につながるまではみられないが、確実に上向きになっている。
県下全域 諸物価の値上がりと思うように伸びない客数で、5月のGW が終わると、町の中は静かになってしまった。
サービス業 写真 コロナ感染拡大も沈静化がみられて、学校行事も平常に戻りつつある。
旅館・ホテル 街に修学旅行生が戻り、賑わいが戻ってきたが、一般団体の宿泊に関してはまだまだである。しかし、秋以降の問い合わせが多くなってきている。5月に関しては個人客ばかりで、売上はコロナ前の70%~80%程度まで戻る。ただし、宴会、食事は依然として大変厳しい状況。
広告業 コロナの影響は幾分和らいだものの、一般ユーザーの動きは、相変わらず鈍いままである。
建設業 鉄構 不安定な世界情勢により工事の中止や延期が出ている。鋼材などの材料値上がりには、引き続き注視していく必要がある。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は受注件数・売上とも前年比140%程度の予測。製造業・建設関連業で上昇傾向がみられる。引越し便は単身者の引越しが減少し、家具・家電1~2点の移動が中心。
貨物運送 燃料高が続いているが、コロナ感染状況が小康状態で推移していることから、物流も動き始めている。運輸業界全体を見ると、燃料高騰が長期化し経営を圧迫することで、債務不履行になるなどの致命的な状況も散見される。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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