- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2022年4月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 原材料や副資材等の急激な価格上昇で、今後、製造や販売等で非常に厳しい状況が続くのではないかと懸念される。また、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で小麦粉の価格上昇が続いている為、利益の確保がより一段と難しくなると予想される。
パン 今年の給食用パンの製造は、コロナの影響も若干あり、約20%程減少した。
繊維・ 同製品 繊維連合会 3年ぶりにコロナ禍に伴う行動制限が無かったこともあり、百貨店・専門店共に前年実績を上回っており、夏物衣料を中心に実需買いが旺盛だった模様。業界としても受注の回復が期待されるが、依然として原材料やエネルギーなどのコスト増が続いており、予断を許さない状況が続いている。
木材・木製品 木材 ロシアのウクライナ侵攻に伴い、国産材が見直される動きがでてきている。
印刷 印刷 デジタル化の推進により、印刷から映像や動画の作成が増えてきている。
化学ゴム プラスチック 売上高は増加に転じているが、原材料・資材や輸送コストの高騰が続いているため、販売価格への転嫁を進めている。世界経済の低迷と原油価格の高騰により樹脂原材料価格等のさらなる高騰が続くと予想されるため、収益の大幅な改善が見込めない状況が暫く続くと考えられる。
窯業・土石製品 生コン 4月の出荷量は前年比13%増
鋳物 受注は増加しているが人手不足のため、売上は変わらない。
一般機器 機械 中国のロックダウンにより、ますます引き合い・受注が低調となっており、収益状況は悪化している。自動車部品関連も一部の開発型企業以外は、非常に厳しい状況である。
その他の製造業 RCEP(地域的な包括的経済連携)が発効され関税がなくなれば、海外製品が大量に輸入され市場に出回ることが予想される。国内靴製造業としては大変厳しい状況となる。
毛皮革 今年度は成人年齢の引き下げにより、新成人の人数増加が確実なため成人式用のストールの注文が多く入っている。

県内の景況情報(非製造業)

【2022年4月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 4月度は、野菜類の新物商品価格(新タマネギ、新ジャガイモ等々)が昨年同月比10%程度高かったことから平均価格も高く、総売上額では昨年同月比5%増加するが、粗利益額は昨年同月比並であった。
水産物 ロシアのウクライナ侵攻の影響を受け、エネルギー価格や水産物等の輸入価格の高騰、サプライチェーンの破綻、国内の物価上昇などが懸念される。国内の観光客も徐々に増え宿泊所、飲食店は少し回復してきているが、コロナ前の令和元年同月と比較すると77.9%である。
資源回収 鉄スクラップ・古紙の入荷は少く、価格は横ばい。
小売業 石油 元売り事業者への燃料油価格激変緩和措置の補助金により、末端小売価格はある程度抑制効果はあるが、価格は商圏によってはバラツキが見られる。
家電 上海のロックダウンの影響で、商品によっては長期の品切れ状態が続いている。メーカーの価格改定による値上がりも続々と始まっている。

配置薬

売上は諸物価の上昇により、使い控えが目立ち、収益も減少している。
スポーツ用品 新年度に入り、学校活動はスタートしたものの体操服、体育館シューズ等のメーカーの生産国の状況によっては、生産が追い付かず納品が遅れている。また、コロナ禍でストップしていた水泳の授業も再開する学校が増えてきて、売上の増加に繋がる。
プロパン ウクライナ侵攻の長期化と円安によるエネルギー価格の高騰が原因で、LPガスの価格は8年2ケ月ぶりの高値となった。
商店街 奈良市 さくらの開花と共に行楽客は増加し、見頃の土日は多くの人出で賑わった。平日に関しても、主婦層のグループ散策や、修学旅行・校外学習の学生グループが散策し、それなりの人出となっていた。
橿原市 ウクライナの影響が各方面にでて、仕入れ価格の高騰により、販売価格を上げざる得ない業種も増えている。それらの原因により購入控えや利用控えに繋がっている。医療関係ではコロナの影響がまだ響いていて、受診控えにより薬局への患者数も減少傾向となっている。また、医薬品の供給が滞っている状態が1年以上も続いている。
県下全域 観光客も復活かと期待されたが、4月に入るとウクライナ情勢の影響もあり、人出は低調となった。商店街では原材料等の値上げが続いても、それをなかなか価格に転嫁できず苦しい状況のままとなっている。
サービス業 写真 県内の各学校では、コロナ感染拡大防止対策が取られた中で、入学式が行われました。諸行事も縮小気味ながらも開始されて、前途への明るい兆しが感じられるようになってきた。
旅館・ホテル 前年同月比は増加しているものの、コロナ禍前との比較では、売上高は75%程度の回復にとどまっている。食材、人件費、水道光熱費、ガソリン等の上昇が収益の減少につながっている。アルバイトを募集しても応募がなく、従業員の確保が難しくなっている。
広告業 久しぶりにイベントが予定され、良い方向に向かっているが、相変わらず低調である。
建設業 鉄構 仕事量はこれまでと変わらず有る状態にあるが、材料単価が上がり続けている状況。見積もり物件の依頼もあるが、鋼材価格の高騰が続き、見積もり価格の決定が難しい。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は受注件数・売上とも前年比120%程度の予測。製造業・建設業関連の上昇傾向は続いているもののコロナ前の状況と比べると、まだまだ厳しい状況である。引越し便は単身者の引越しが減少し、受注件数・売上とも前年比50%強の予測。
貨物運送 燃料の高騰が続き、経営を圧迫していることから、運賃交渉を行っている。大企業との交渉は理解を得られることが多いが、中小零細の荷主との交渉は難航している。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

download