- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2022年3月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 素麺の製造は天候に恵まれ良質な麺に仕上がっているが、高齢化と人手不足や感染予防策、従業員の濃厚接触者疑いなどから、生産計画数量に達成していない組合員が多い。原麺が不足している中、夏商戦に向けて不安な状況になっている。
パン 学校関係に納入しているパン加工賃は、交渉により価格は上昇した。
繊維・ 同製品 繊維連合会 大手百貨店の3月売上速報によると全社揃って前年実績を超えており、コロナ禍は依然として続くが、感染対策をして買い物を楽しむ人が増えてきているようである。業界としては原材料費やエネルギーコスト等の上昇により自助努力で吸収することが極めて困難な経営環境となっており、各社ともに製品価格改訂の交渉を行っている。
印刷 印刷 印刷用紙は1月から値上げになり、オフセット用印刷インキも続々とメーカーが値上げに踏み切っている。このままでは厳しい運営が強いられることになるので、値上げをしなくては事業の継続は困難。
化学ゴム プラスチック 売上高は増加に転じてきているが、原材料や輸送コストの高騰による販売価格への転嫁ができず、収益状況は改善するには至っていない状況が続いている。世界経済の低迷と原油価格の高騰により樹脂原材料価格のさらなる高騰が懸念されているため、収益状況の改善が見込めない苦しい状況である。
窯業・土石製品 生コン 3月の出荷量は前年比10%減
一般機器 機械 原油高・材料費の高止まり加えてに円安により、厳しい状況が業界全般に広がっている。自動車部品関連は半導体不足による大手メーカーの減産により景況は悪化。また、コロナ資金の返済等により資金繰りも悪化傾向となっている。
その他の製造業 毛皮革 毛皮加工については、安定して受注している事業所もあるが、産地全体として見た場合、受注量は減少してきているように思われる。鹿皮処理に係る薬品関係の単価が上昇してきており、利益を圧迫してきているので、価格に転嫁していくことも検討している。

県内の景況情報(非製造業)

【2022年3月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 3月度は、越冬品である野菜類(タマネギ、ジャガイモ等)、果実類(ミカン、いよかん、デコポン等の柑橘類)が作柄不良にて、仕入価格が20%程度高かった。その他野菜・果実については、昨年同月より10%程度安かった。
水産物 世界経済の変動の影響を受け輸入水産物等が減少し、国内の物価が上昇したことから、仕入価格に大きく影響が出て取引先等の調整に苦慮し、依然として厳しい状況にある。対前年比で鮮魚97.2%、冷凍103.9%で塩干を含めると全体取引金額で100.9%となるが、コロナ前令和元年度同月比と比較すると81.4%である。。
資源回収 3月の鉄スクラップの入荷は少ないが、価格は上昇している。古紙の入荷は少なく価格の変動はない。非鉄金属は、鉄スクラップの上昇に伴い、上昇している。
小売業 石油 ロシアによるウクライナ軍事侵攻の苛烈化と米欧などの経済制裁強化を受けて原油価格が急騰している。
家電 4月から値上がりする商品や部材が多く、仕入れ値が上がる前にある程度先を見越して購入したため在庫数量が増加した。この先も価格改定などで値上がりする商品や部材が出てくることが予測される。

配置薬

この2年間に訪問できていない得意先では、以前と同様の消費は見込めないと予想していたが、変わらない得意先の方が実質的に多い。業界としての景況は、他の通信販売等に押され気味の状況であり、中年層の顧客獲得に一層の努力が必要。
スポーツ用品 燃料・原材料等の値上がりに伴って、製品、特に鉄・非鉄とも金属の部品を使用した製品の値上がりが顕著で、部品の生産が遅れている製品はそのまま在庫の不足に繋がっている。
プロパン LPガスの3月の仕入価格は、ロシアとウクライナ問題のため、約8年ぶりの高値水準となった。
商店街 奈良市 3月に入り次第に新規陽性判明者数は減少に転じるとともに、気候も良くなり土日の人出は増え、第4週の連休はそれなりの人出となった。また、春休みに入ってからは、平日でも人通りが多くなった。
橿原市 3月の中旬頃には、商店街から近隣の百貨店への人流は、増加したように見えたが、各店舗の利用というところまでは繋がっていない。コロナ患者が減少したと思われたが、また増加傾向になり、先行きがなかなか見えない状況。
県下全域 3月に入ってもしばらく寒い日が続き、1月、2月のコロナ過で冷え切った状況が続いている。
サービス業 旅館・ホテル コロナ感染状況が少し落ち着いてきた事もあり、宿泊者数は前年比218%(2018年比:75%)と戻りつつあるが団体宿泊は全くない。歓送迎会はなく、宴会及びレストランの回復の兆しはない。水道光熱費、人件費(給料)すべてが上昇し経営を圧迫している。
広告業 年度末で売上は多少戻ったものの、新年度に向けての動きは鈍い。
建設業 鉄構 材料/鋼材に関し、多少値上がりは有るものの、不足だった時期に比べると、入荷は徐々に改善されて来ている。加工などの作業が延びている状況。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は受注件数・売上とも前年比120%弱の予測。製造業・建設業関連に上昇傾向が見られる。引越し便は長距離の引越しが増加した。
貨物運送 年度末での転勤・卒業・入学などに伴う人の動きから、プラス要因はあるが、燃料高騰に伴い利益の出ない仕事については請け負わないなどから、全体的に仕事量及び収益は減少している。運賃の交渉を行っている業者が増えている。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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