- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2021年6月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 本格的にお中元シーズンに入ったが、ギフトは低調のスタートとなった。昨年の6月は家庭内需要で商品の売り上げは好調であったが、本年はそれほどでもない。
パン 学校の授業が再開され、今年は通常通りに戻った。ステイホームの影響で売上が大きく左右されている。
繊維・ 同製品 繊維連合会 6月のファッション小売商況によると、専門店、百貨店ともに衣料品や服飾雑貨の売上は低調であったが、19年対比では、減少幅が1~2割減まで縮まっており、復調の兆しが見えつつある。
印刷 印刷 パートや人員の減少。新入社員や中途採用を見送っている。
化学ゴム 医薬品 コロナ禍の影響で、なかなか回復できない。
プラスチック 新型コロナウイルスの影響による巣ごもり需要の落ち着きが現れてきたが、今なお原材料の不足や異常な高騰が続いており、在庫数量の減少に歯止めがかからない。自動車関連の需要が好転する中で、顧客との価格調整への対応に苦慮している状況が続いており、今後、収益状況の悪化が懸念される。
窯業・土石製品 生コン 出荷量は前年比6.9%の増加
一般機器 機械 依然として厳しい状況が続き、自動車関連は半導体不足のため、大手メーカーが減産となり、関連中小企業は、引き合い・受注とも大幅に落ち込んでいる。一方、マンホール市場の伸びを受け、関連企業の機械加工(鋳物)の受注が増加している傾向も見受けられる。
その他の製造業 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、百貨店や小売店などが休業しているため、受注状況が芳しくなく、業況は非常に悪い。
毛皮革 有名ブランドが毛皮を使わないということもあり、製品における毛皮使用の割合が減ってきているので、さらに厳しい状況下にある。鹿革については、相変わらず原皮の確保という大きな課題がある。

県内の景況情報(非製造業)

【2021年6月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 6月度は、梅雨時期にもかかわらず、地域によっては豪雨があったものの、野菜・果実ともに良好な結果が得られた。季節商品の梅・小梅等の消費は減少傾向にある。生鮮食品については当月もコロナ禍でも影響はあまり見られない。
水産物 回復の兆しが見えてきたが、近府県の緊急事態宣言が延期されたことと、本県の緊急対策措置も延長されたことの影響が大きく響いた。ホテル、料亭、小売店などの取引は更に減少し、前年度対比で全体取引金額で85.9%であった。
資源回収 鉄スクラップの入荷は少なく、価格についても横ばいで鉄部品の加工業は思わしくない。
小売業 石油 6月は原油価格の上昇を反映して、元売による仕切価格の引き上げを受けて、店頭価格への転嫁が進展している。
家電 例年に比べ早く梅雨入り宣言され、エアコンの売れ行きが心配されたが、順調に動き出した。

配置薬

ワクチン接種が進むと、発熱・頭痛・倦怠感などのことで相談が寄せられ、副反応を気にする方は相当数おられる。市販されている解熱鎮痛剤についての問合せもある。
スポーツ用品 業況の改善が見込まれない中、ある組合員からは、近辺では閉店・廃業している個人店も見かけるとのこと。このコロナ禍の状況が暫く続けばどうなるのか不安だという声が個人経営店から聞かれる。
プロパン ワクチン接種や規制緩和が進んだことで原油価格が上昇し、その要因で6月のガス輸入価格は上昇した。
商店街 奈良市 6月20日に近隣府県では「緊急事態宣言」から「まん延防止措置」に移行し、消費マインドが向上して人出及び消費が増すかと予想していたが、多くの店舗からは「それ以前のほうが人が来ていた/売上が良かった」の声がある。
橿原市 長引くコロナの影響で仕入れ(取引)価格の高騰や商品の納品条件あるいは納品回数の減少があり、それが収益に響いてる。飲食関係は6月から市内の時短営業要請が解除されたので人の流れは戻りつつある。
県下全域 飲食業へのコロナ禍の影響が、表だって言われるなかで、商店街では、他業種でも閉店がじわじわとでてきている。高齢層を中心に、「出控え」が目立ってくるなかで、飲食等以外の事業者にも大きく影響している。
サービス業 写真 業況は仲々変わらず、新型コロナウイルス感染拡大も変わらずで、今後が心配される。
旅館・ホテル 前年度は新型コロナウイルス感染症拡大により休業している施設が多く、今年度も東京、大阪等の緊急事態宣言により部分休業を含め休業を余儀なくされている施設が多いので、全体的に不変になった。
広告 まだまだ先行きは厳しい。
建設業 建築 木材価格の高騰・品不足の影響を受け、木材の調達が非常に厳しい状況で工期にも遅れが出ている。請負金額見直しによる説明や変更手続き、新規受注契約をとること自体が難しい状況。価格高騰分の自社負担による収益の悪化も出ている。
鉄構 仕事のバラツキが有り、材料単価にも影響が出ているが、保留物件が決まりだし、忙しくなった状況。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便の売上は、前年比では増加しているが、前々年と比べると半分以下の状況。製造業関連・建設業関連は上昇してきた。引越し便の受注は、家具・家電数店の移動が中心。
貨物運送 季節商品、日常雑貨などは回復の兆しはあるものの業務用食品、酒類の輸送は依然として厳しく、燃料も高止まりしており、更には運賃値下げを求める荷主もおり経営は非常に厳しい状況にある。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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