- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2019年2月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明(表)

食料品 素麺 本年も2月5日にト定祭(手延べ素麺の初相場を占う)が三輪明神大神神社で行われ、4年ぶりに高値のご神託をうけ業界関係者を喜ばせ、今年度の販売に期待する声が上がった。中元ギフトの商談も終盤で原材料は値上げしているが、価格転嫁ができない状況である。
繊維・ 同製品 繊維連合会 暖冬によるアパレル企業の在庫が停滞している影響を受け、靴下・タイツ製造企業の売上が大幅に減少した。10月の消費税増税の話題が独り歩きし、営業活動が前に進まない企業もある。
化学ゴム プラスチック 原材料価格、その他経費増が収益にやや悪影響を及ぼしている。人材確保難(高度技術者を含む)が今後の課題である。
窯業・土石製品 生コン 前年同月比33%増の出荷量
一般機器 機械 昨年の暮れより受注量が減少している企業が多くなっている。特に米中の貿易摩擦の影響により、中国向けの受注が減少しており、今後の不安材料となっている。また、人手不足は依然深刻である。
その他の製造業 紳士靴が主品目の百貨店卸問屋が一軒破産した。
毛皮革 毛皮なめしについては、国内商社が原皮購入を控えているため、仕事の確保が出来ず非常に厳しい状況に置かれている。今後についても、毛皮製品の売上が見込まれていないため、原皮購入が増える可能性が少ない模様。毛皮縫製加工は、来シーズンに向けてのサンプル作りが始まっている。依頼は来ているので、正式な注文に繋がる事を期待している。

 

県内の景況情報(非製造業)

【2019年2月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明(表)

卸売業 青果 2月度は、天候に恵まれ、野菜の生育がよく入荷量も昨年同月比の130%であり、仕入価格も25%程度安価で推移し、一方、果実はほぼ昨年同月並みの入荷量であった。売上額は、野菜は昨年同月比75%、果実100%となり、総合売上額は80%、粗利益もほぼ80%であった。
  水産物 鮮魚、冷凍物は例年並みに入荷されたが、旬の魚の入荷が少なく、仕入価格・販売価格共に上昇したため、これを目当ての客を中心に取引が伸びず、対前年同月比で96.43%となった。
  資源回収 鉄スクラップ入荷は少ないが、価格は少し上がってきている。古紙も入荷は少なく、価格は下がり気味。
小売業 家電 暖冬の影響もあり、暖房商品の売行きが悪く、代わりになる売れ筋商品も無く、売上も伸び悩み状態だった。
  配置 既存配置得意先の減少が止まらず売上の減少が続いている。
  スポーツ用品 2月は、市場は落ち着いた感があるが、商品に係る運賃の値上げに加え、商品価格が上がってきている。
  プロパン 都市ガス自由化に向けて、有識者委員会が作られているが、そこに都市ガス業界から多額の寄付金が送られている。
商店街 奈良市 今年の2月は比較的暖かく、春節で中国からの観光客も多く、また、卒業旅行者団体等の観光客で賑わった。
  橿原市 1月末をもって終了した八木駅周辺のイルミネーションと共に低調であった。しかし、飲食業は随所での新開店の準備と共に活気・好転の兆しである。
  県下全域 今年の「春節」、中華系のインバウンドもこれまでほどのボリュームは感じられなかった。消費税増税に伴うキャッシュレス決裁優遇の施策が発表されてきているが、小売・サービス事業者には、素直に受け取りにくい面もある。
サービス業 写真 卒業アルバム原稿揃えで多忙だが、売上高は増加と成らず。
  旅館・ホテル インバウンドが減少、春節期が悪かった。周辺でのホテル増と地方への分散傾向があり、大阪など大都市部では低価格設定が増加したことも要因のひとつと思われる。
  広告業 選挙が近づくに伴い仕事は忙しくなってきたが、利益がついてくるかどうか。
建設業 鉄構 ボルトが入ってこない状況。人材の確保が難しい。忙しくなるのを見込し、早期の対応をしていく。
  板金 先月と変化なし。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便の受注件数は、前年比105%強の実績も中長距離配送が若干減少し、売上予測としては、若干前年割れ。好調に推移してきた製造業・機械関連がやや低調な感じである。引越便は、受注件数・売上ともほぼ前年並みの予測。ただ、2月時点での3月の受注状況は例年より好調であり、大いに期待したい。
  貨物運送 1月〜2月は全体的に人の動きも鈍く業績は低調に推移しており、燃料高値推移とともに、働き方改革の対応が重荷となっており、一層の経営努力が必要で経営は艱難である。

 

景況感の動向等

県内業界景況動向

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