- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2020年2月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 毎年恒例のト定祭(手延べ素麺の初相場を占う)が、2月5日に三輪明神大神大社で行われ、2年連続で高値のご神託をうけ業界関係者を喜ばせた。一昨年から本格的に取り組んできた奈良県HACCPは、組合員のほとんどが研修を終えた。
繊維・ 同製品 繊維連合会 一部の靴下製造企業では、中国からの輸入糸の入荷遅れによる編機の停滞が起こっている。また、商談機会の延期等が始まっている。
木材・木製品 製材 コロナウイルスの影響で、住機、建材の部品が海外から入らない状況。
集成材 ボンドなど海外から入ってくる物が遅れている。また、海外からの雇用者が急遽来れなくなったりしている。
印刷 印刷 人材不足は慢性的。
化学ゴム プラスチック コロナウイルスの影響がどの位になるか、判断がつかない。年度末のイベント中止、延期でスケジュールの変更が余儀なくされている。
窯業・土石製品 生コン 出荷量は前年同月比88.1%
一般機器 機械 新型コロナウイルス感染症の発生により、中国への出荷や中国からの原材料部品の納期未定により生産活動に影響が出てきている。
その他の製造業 3月に東京丸の内で、イベントを開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、業界上部団体の意向に沿って中止にした。中国から靴の部材が入ってこないため、靴の製造ができないうえ、従業員の雇用対策に大きく影響している。
毛皮革 現在のところ大きな影響は無いが、新型コロナウイルスの影響で、中国からの原皮等の輸入が止まっている。この状況が続けば、製造に影響が出てくる可能性がある。なめし加工については、ほぼ仕事のない状態が続いている。

 

県内の景況情報(非製造業)

【2020年2月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 2月度は、先月に引き続きの暖冬の影響により、野菜類の作柄もよく、安値で推移したため、売上額は野菜類で昨年同月比約90%程度。果実類は約100%であったが、粗利益額は約85%にとどまった。
水産物 新型コロナウイルスの影響で、ホテル、旅館、飲食店からの取引が減少しだしたが、その反面スーパーなど量販店からの取引が僅かずつ増えだし、対前年同月比取扱金額で96.6%となった。
資源回収 コロナウイルスの影響で製造などが少なくスクラップの出る量が少ないため、鉄スクラップ入荷は少なく値下がっている。古紙も入荷が少なく値下がってくる。
小売業 石油 2月の前半は、原油急落を受けて元売各社の仕切価格は大幅に引き下げられ、一時的に末端のSSはマージン確保に繋がった。しかし、後半に入りコロナウイルスの世界的感染拡大を受け、SSの販売量にも減少傾向がみられる。
家電 コロナウイルスの影響で、中国製品が品薄となり、メーカーに発注しても納期未定の返答が多い。
スポーツ用品 注文はいつものように入っているが、中国の生産が軒並み上がってこないので、売上が上がらない。
プロパン 電力、ガスの自由化が進んでいるが、都市ガスの分野は変わっていない。自由化の市場にほど遠い状況。
商店街 奈良市 コロナウイルスの影響で、外国からの観光客をはじめ日本人も減少し、かなり深刻な状況。
橿原市 コロナウイルスの対応で、販売や飲食関係共に訪れる客が減少している。薬局関連では、マスク、ガーゼ、消毒液の在庫がなく、入荷できない状況がつづいている。
県下全域 バス運転手のウイルス感染で「奈良」がクローズアップされ、2月前半は、まだ「中国の人が来ない」という話に留まっていたが、クルーズ船の問題が放映され続けると、町が閑散としていき、外出自体が控えられるような空気が漂い、政府が2月26日に発表した「異例の自粛要請」で、地域の消費経済の動きが低下してきた。
サービス業 写真 新型コロナウイルス感染拡大防止策で、会合や集会が中止、延期となり業界も沈滞気味。
旅館・ホテル 新型コロナウイルス感染症の影響でキャンセルが多発、中国等外国の出国禁止、日本への渡航規制がありインバウンドは激減、日本人の出控えも顕著に表れ、キャンセル数の53%が日本人となった。新規予約も入ってこない状態である。売上も大半が前年同月比では減少し、20%以上減少した施設は47.4%となった。
建設業 広告業 新型コロナウイルスの影響が心配される。今のところ直接の影響は聞こえない。
鉄構 見積もりに関して、春先以降は落ち着いてきた状況。材料(ハイテンションボルト)が通常納期になるが、仕事量は全体的に少ない。
板金 コロナウイルスの影響もあり、今後、受注も減少傾向になる。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、受注件数が前年より3割弱の減少。長距離配送も前年の2割程度に減少し、売上予測としては、前年の6割弱の予測。引越し便の受注件数は、前年比110%も単価が120%程度の伸張。売上予測は130%強の予測。
貨物運送 消費税増税による消費行動の減少と、1月末から本格化した新型コロナウイルスの感染拡大傾向で、中国国内の工場が操業停止し、国内では行動の自粛等で物流が停滞し輸送量が減少しており、今後の資金繰りなど、経営に与える影響が懸念される。

 

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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